酒気帯び運転 | 酒酔い運転 | |
罰金等 (刑事処分) |
3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 | 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金 |
免許の処分 (行政処分) |
・0.5~0.25mg未満 免許停止90日以上 ・0.25mg以上 取消/欠格期間2年以上 |
取消/欠格期間3年以上 |
運転者の 違反 |
車を貸した | お酒を勧めた | 運転を頼んだ |
酒酔い運転 | 5年以下の懲役または100万円 以下の罰金・免許取消2年以上 |
3年以下の懲役または50万円 以下の罰金・免許停止90日 以上 |
左と同じ |
酒気帯び 運転 |
3年以下の懲役または50万円 以下の罰金・免許停止90日 以上 |
2年以下の懲役または30万円 以下の罰金・免許取消2年以上 |
左と同じ |
罪 名 | 過失運転致死傷罪 | 危険運転致死傷罪 |
態 様 | 車やバイクなどを運転している場合に、 運転者が誤って人を死亡させたり、 人を怪我させた場合 |
アルコールや薬物の影響により「正常な 運転ができない」状態で運転をして交通 事故を起こした場合など、特に危険な行為 で人を死亡させたり人を受傷させた場合 |
処 罰 | 7年以下(無免許の場合は10年以下)の 懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金 |
1年以上15年以下の有期懲役 |
酔いの程度によって表し方は色々あると思いますが、一般的には次表の6段階で表現できると思います。
血中濃度とは、血液中のアルコール量のことです。
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爽快期 |
ほろ |
酩酊初期 |
酩酊期 |
泥酔期 |
昏睡期 |
血中 |
0.02~0.04 |
0.05~0.10 |
0.11~0.15 |
0.16~0.30 |
0.31~0.40 |
0.41~0.50 |
酔いの |
明るくなる |
話が多くなる |
ろれつが回らなくなる |
千鳥足(運動障害)状態 |
やったことの記憶がない |
呼吸が停止し死にいたる |
お酒を飲んでも少しだから何も影響がないと考えがちですが、アルコールは確実に脳に影響を及ぼしていて、影響がないと考えること自体が既にアルコールの影響を受けていると言うことです。
エタノールパッチテスト ①パッチテープ(薬剤のついていないガーゼ付きのバンソウコウ)に、市販の消毒用アルコール(70%)を2~3滴しみ込ませます。 ②1のテープを上腕の内側に貼ります。 ③7分後にテープをはがし、はがした直後(5秒以内)に、ガーゼがあたっていた部分の肌の色を確認します。 ④さらに10分後にもう一度肌の色を確認します。 判定は… ○肌が、はがした直後に赤くなっている。 →ALDH2不活性型(お酒が飲めない体質) ○はがした直後は赤くなっていなかったが、10分後に肌が赤くなっている。 →ALDH2低活性型(お酒に弱い体質) ○肌の色に変化がない。 →ALDH2活性型(お酒に強い体質) |
あなたは、お酒を飲んでも「しっかり寝たから大丈夫」と思っていませんか?
実は、アルコールを分解するには相当時間がかかります。アルコールの分解速度には個人差がありますが、一般的には1時間に4gを分解できるとされています。
お酒の種類でアルコールの濃度が違うので、分かりやすいようにアルコール摂取量の基準として、およそ純アルコールに換算にして20gを1単位といい、1単位を分解するためには5時間程度かかることになります。
一般的なお酒の種類の1単位は
お酒の量(ml)×アルコール度数(%)×0.8
で計算でき、実際に計算してみると図のようになります。
ちなみに、泡盛(30度)の1単位を計算してみると
量(ml)=(1単位(20g)÷0.8) ÷(アルコール度数(30)÷100)=83.3ml
となります。
アルコールは簡単には分解されないので、注意が必要です。
また、アルコールの分解は体重(肝機能)に左右されるので、体格の違いや性別で異なり、更に、体調や肝機能に左右され、高齢者の方はアルコールの処理能力の低下や、若い人にくらべ血中アルコール濃度が低くても酔ってしまうことが知られています。
ワンポイント |
★インターネットやスマホのアプリなどで「アルコール 分解 計算」などと検索すると、いろいろ調べられますよ、参考にしてみては。
アルコールに関する計算方法を紹介します。
① 身体が1時間に消化できるアルコール量を計算する
体重(kg) × 0.1 = 1時間に分解できるアルコール量(g)
② 飲んだ純アルコールの量を計算する
(アルコール度数÷100)x量(ml)×0.8(アルコール比重)=純アルコール量(g)
*アルコール比重は、エタノールの0.792gを0.8gとして設定しています。
③ 飲酒量からアルコールが抜ける時間を計算する
②の純アルコール量÷①の1時間に消化できる量=必要な消化時間